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Press Release
2015.11.25
第三者割当増資を含む資金調達を実施 – 汎用ヒト型ロボット「まほろ」の実用化に向けて本格始動 –
国立研究開発法人産業技術総合研究所(理事長:中鉢 良治、以下、産総研)の技術移転ベンチャー、ロボティック・バイオロジー・インスティテュート株式会社(代表取締役社長:髙木 英二、以下RBI)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(理事長:濵口 道成、以下JST)、株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長:津田 純嗣)を引受先とする第三者割当増資を含む資金調達を実施しました。
RBIは、「ライフサイエンス実験の精度や再現性向上を実現するためのロボットシステム開発」をミッションに掲げ、JSTの支援による研究開発成果を発展させ産総研と安川電機が共同開発した汎用ヒト型ロボット「まほろ」の実用化を目指して平成27年6月に産総研技術移転ベンチャーとして設立されました。今回の資金調達により、RBIでは「まほろ」を核とした実証研究の推進や周辺技術開発及び実証のためのロボット施設の開設・運営に向けた準備を進めてまいります。
ロボティック・バイオロジー・インスティテュート株式会社と第三者割当増資の概要
会社名: ロボティック・バイオロジー・インスティテュート株式会社
代表者: 代表取締役社長 髙木 英二
設立: 平成27年6月22日
主な事業内容: バイオメディカル作業およびライフサイエンス作業を行うロボット施設の運営
ロボットおよびロボット周辺機器の開発・販売・保守
バイオメディカル作業およびライフサイエンス作業に関するデータと知的財産の管理および利活用
〇引受先(新規株主)
・国立研究開発法人科学技術振興機構(所在地:埼玉県川口市)
・株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市)
〇資金調達の目的
「まほろ」実用化のための実証研究の推進、周辺技術開発及び実証のためのロボット施設の開設・運営準備等
○汎用ヒト型ロボット「まほろ」について
産総研は安川電機とともに、バイオメディカル分野におけるベンチワークの自動化を目指し、平成24年に共同で産総研は安川電機とともに、バイオメディカル分野におけるベンチワークの自動化を目指し、平成24年に共同で汎用ヒト型ロボット「まほろ」を開発しました。「まほろ」は、特定作業しか対応できない従来型のロボットとは異なり、汎用性や拡張性を備え、人手では難しい作業の再現性にも優れています。
高精度で複雑な作業が求められるバイオメディカル分野への「まほろ」の導入によるイノベーションを起こすべく、産総研は引き続き研究開発に取り組んでまいります。
産総研
産総研技術移転ベンチャーRBI、資金調達実施