NEWS
Press Release
2022.6.28
「まほろ」を用いた再生医療用細胞の自律最適化に関する原著論文が発表
神田元紀 博士(理化学研究所・上級研究員)らの研究グループより「まほろ」に関する原著論文が出版されました。研究グループは「まほろ」と新たに開発した人工知能(AI)ソフトウェア(最適化アルゴリズム)を組み合わせることで、細胞培養の条件検討を自律的に試行錯誤するシステムを開発し、実際に再生医療で用いられる細胞培養のレシピを改善させることに成功しました。RBIからは夏目徹取締役(責任著者)をはじめ、5名が共著者に含まれます。
本研究成果は、科学実験のデザインと実行を自動化する要素技術となり、生命科学実験全般の効率的な試行錯誤や再現性の向上に貢献すると期待できます。
論文情報
雑誌名|eLife
題名|Robotic search for optimal cell culture in regenerative medicine
著者|Kanda GN, Tsuzuki T, Terada M, Sakai N, Motozawa N, Masuda T, Nishida M, Watanabe CT, Higashi T, Horiguchi SA, Kudo T, Kamei M, Sunagawa GA, Matsukuma K, Sakurada T, Ozawa Y, Takahashi M, Takahashi K, Natsume T
URL|https://elifesciences.org/articles/77007
PMID|35762203
詳細は理化学研究所のプレスリリースをご覧ください。
▶︎再生医療用細胞レシピをロボットとAIが自律的に試行錯誤 -ロボット・AI・人間の協働は新しいステージへ-